2016.8.24(水)
刺青・タトゥーの解放はまだまだ遠いと思いました。
少し前の話ですが、残念な事に刺青のお客様がお風呂に入っていると、お客様から通報がありました。
さっそくお風呂に行くと、体を洗っている方、それも2人もおいででした。
ヤバいです、それも若いお客様でした。
しかし、我々はお願いするより仕方ありません。
基本的には、「ご存じなかったかもしれませんが」、と相手に逃げ道を用意して、当館ではお客様にこのようにお願いしております。
とひたすら、お願いします的な事でご注意申し上げています。
ここで、大事なのは相手を打ち負かすのではなく、当方にも悪い所はあるかもしれませんが、ご協力お願いします的な形でお願いしています。
お風呂から上がって、何で入ってくるときに分かっていて黙って入れたんだと文句を言っていましたが、恐らく複数出来て視覚を遮る場所に立っていたか、長袖を着て目立たないように入って来たものと思われます。
今日来たお客様は、確か2年前にも来たことがあり、入るときは長袖で、お風呂から上がったら半袖で刺青見せびらかした、あいつに似ていました。
当時より巨漢になっていましたが、多分間違いないと思います。
当時はお風呂に入っているわけではないので、何も言えませんでしたが、今回はお風呂で発見と言うより、お客様からお知らせいただいたので、敏速に対応できました。
このように刺青対策は、お客様の協力が不可欠なんです。
殆どが、お客様から教えて頂き、そしてお風呂場に直行して、すぐに上がってもらうようにお願いするパターンです。
そして、今回思ったことがあります。
刺青・タトゥーも温浴全体では解放しようという動きもありますが、今回のような威圧感のあるお客様だと、開放も当分無理だと思いました。
まるで刺青=ヤクザを連想するようでした。
少し話をしましたが、威圧感を醸し出していましたし。
本人は良く分かっていると思うのです、だってどこの温浴に行っても断られていますので。
それなりの、良い訳や文句も用意していると思われますが、今回はそれほどもめませんでした。
私たちも非常に腰は低くお願いしています、頭も頻繁に下げていますが、相手の目を見ながら話をしています。
それは、何を言っても、詫びても、決して怯まないぞと言う当館の証です。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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