2020年~2021年の冬はどうなる?

今年も2020年から2021年(令和2年-令和3年)にかけての冬の予想をしてみたいと思います。
特に豪雪地帯で名高い十日町の住人は、今年の冬の雪の量が気になるんです。
そして毎年、私は趣味で冬の気象予想をしています。
私自身気象予報士でも何でもないので、その辺の突込みは無しでお願いします。
新潟県十日町市は日本有数の豪雪地帯です。
この地方に住んでいると、今年の冬はどのくらい雪が降るかね~と言う話題が多いのです。
そんな延長戦で大胆にも妻有地方の今年の雪を占ってみたいと思います。

気象庁の季節予想

気象庁の3カ月予想の12月のの平均気温の予想です。↓上の表は気象庁のHPからの表です。12月の予報をよむと、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。気温は、平年並または低い確率ともに40%です。
と言う事になっています、気温だけを言うと平年並みかそれより低い確率は80%もあるじゃん。
要するに、現段階では12月は寒くなりそうだという事です。

次は季節予報ですが、これも新潟県はとなっています。↓

気象庁のHPより

新潟県の今年の冬の気温予想をみると、例年より少し寒い予想になっています。

さらに、ちょっとちょっとと言う予想も出ています↓

気象庁のHPより

降水量も普段の年よりやや多めと言う予報を出しています。
ええって事は寒くて降水量が多い=大雪ですよって事じゃないですか?
何か暗い予報で外れてほしいですね(笑)

エルニーニョ/ラニーニャ現象

気象庁のHPより

冬の季節に限定すると、エルニーニョ現象が起こると暖冬傾向、逆にラニーニャ現象が発生すると、厳しい冬になる傾向にあると言われています、では現状では?これも気象庁の観測データですが、、、
最新のデータですが、今年の冬はラニーニャ現象が発生する確率が7割と非常に高くなっています。
このデータを見る限り、今年の冬は厳しい寒さに警戒した方が良いと言えます。

ただし過去の経験則によるとルニーニョ現象やラニーニャ現象起きても、暖冬になったり寒い冬になるわけではなく、その傾向が強いだけなので注意が必要です。

現状では

エルニーニョ現象からラニーニャ現象に移行して、冬もそのまま推移する可能性が高い。
ですので、大雪に警戒する冬になりそうです。

台風の数から雪の量を予測する。

台風の数と雪の量に関連性がないか前から調べています。
年の前半に台風の数が少ないと大雪傾向、多いと小雪傾向と明らかに偏りがあるようです。
では今年はどうなるでしょうか??

8月までに台風の数が多い年と、、データに明らかに偏りが見られました。
過去50年のデータを調べると8月までの台風発生数の平均は14個でした。
そして少ないグループと多いクループで分けると、その結果は!
最小値平均積雪値は3.0m
最大値平均積雪値は2.5mでした。

8月まで台風が日本に来る数が少ないと、最大積雪が2割も多く豪雪傾向があるって事です。

そして、今年の8月までの台風通過数は9個で、平均14個よりはかなり偏っています。
と言うことは大雪傾向だと言うことです。

夏の猛暑の年は冬は寒くなる。

よく言われるのですが、暑い夏の後は寒い冬が来ると言われます。
それも調べてみると一概には言えません。
全国平均ですが、季節の温度の一覧表です。
1898年からの温度ですから120年以上のデータになります。
これを見て明らかなのが120年の平均より昔は寒い傾向。
最近は暖かい傾向にあることが分かりますが、これは100年以上の間に平均気温が上昇しているって事なんです。

この表からも最近は、暖冬が続き大雪になりにくい傾向であることが分かります。

そしてこの傾向から今年は平年並みのような気がします。

ただ、一度強力な寒波がやってくると2週間は居座りますからね。

何で公的機関を含め降雪予想は当たらないか?

なぜスパコンまで動員している専門家の気象庁でも、降雪予想は当たらないのでしょうか?
それは、予測できないような大きな波が雪に影響しているからだと考えています。

富士山の初冠雪時期から冬を予想する。

では、富士山の初冠雪の時期から予想できないでしょうか?
調べてみました。
大雪の年をオレンジに,小雪の年をグリーに色分けしました。グラフを見ると初冠雪が極端に早かったり遅かったりすると小雪傾向で、9月の下旬から10月の中旬までの場合は大雪になりやすいようです。
今年はこの前白くなったようですが、気象台は初冠雪を発表していません。
さてどうなるか?
10/5追記
今年の富士山の初冠雪は9月28日だそうです。
でも本当に雪が降ったのは9月21日に富士吉田市より観測されています。
データからは大雪でも不思議がない時期の初冠雪でした。

北極振動

なぜ北極振動の波動がうねるのか?異変がどんな原因で起きるのかわかっていません。
上の図のように北極の寒波が大きく蛇行する年と、下の図のようにあまり蛇行しない年があるようです。
北極振動の大きなうねりで、寒波が日本上空に居座ると大雪になる事があります。
つまり、今年は振動数がプラスかマイナスか?ですよね。
プラスが確実に豪雪に繋がるわけではなく、大雪になる可能性があるって感じでしょうか?
しかし最近は盛んに研究もされているようです。
寒帯ジェットの強弱 = 気圧の南北傾度の増減 となるわけで、これをAOプラスかAOマイナスで表しますが、昨年度は極端なAOマイナスだったので、しばらくはその傾向が続きそうです。
そういった意味では、北極振動による大寒波の襲来はあまりなさそうで、最悪のパターンの暖冬大雪の可能性は少ないようです。

今年の私の予想

今年は現時点では気象庁が寒いと言う予報を出しているので大雪になりますよ、と言った方がと言った方が正しいのでしょう。
なんか、殆どのデータが大雪だぞって言っている気もしますが・・・・・

今年は寒い冬で大雪傾向だとしても、最近の地球温暖化の上昇分も加味すると、それほど大雪にならないのではないかと予想しています。
不定要素としては北極振動ですが、どうも今年は大人しそうですし、総合的に判断すると、今年の十日町地区の雪は例年並みと予想します。

書いている人

日本有数の豪雪地帯、十日町松之山地区に住んで日帰り温泉施設 ナステビュウ湯の山の社長をしていますす。
全く気象学者でも専門家でもありませんが、冬に雪が多いか少ないかで生活が大きく変わります。
そんな事から趣味で冬の雪を予想しています。
他にもほぼ毎日ブログ(ほっこり湯の山Blog)を書いています。
よろしかった他の記事も読んでください。

タグ:
2021年 今年の冬の雪
2021年の冬を予想する。
令和3年 今年の冬の雪を予想する
令和3年 今年の冬を予想する

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントは受け付けていません。

ページの先頭へ