タイ山岳民族コーヒーとの出会い!

私がタイ山岳民族コーヒーと出会ったのは最近です。
写真の打ち合わせの件で橋本さんのお宅にお邪魔した時、コーヒーをごちそうして頂きました。
何も説明を聞かずに頂きましたが、意外でした。
インスタントコーヒーと思って飲んだら、美味しいのです。
それは今までに飲んだことのない、少し個性的な味でした。

でもおいしかった、事情を聴くと橋本さんから色々説明のような話をし受けました。
以前、橋本さんはタイのこの貧しい山岳民族の取材に何回か行っていたそうです。
そして、その集大成として「クリヤーの山―タイ・山岳少数民族の暮らし」と言う本を出版できたそうです。

しかし、その村は素朴だけれど、貧しい村だったそうです。
標高も1,000メートルを超えた山岳地帯に住んでいるそうです。
貧しい村は殆ど自給自足で生活していたのですが、少ない現金収入を得るために、ショウガなど栽培していたのだそうです。

その農法は焼畑による農法で、森を焼いて農業を行い、そこで作物ができなると次に移動と言う農法だったそうです。
でも、時代が変わり環境破壊につながる焼畑農業をタイ政府は禁止しました。

その時打開策として、残った林にコーヒーのアラビカ種を植えたのだそうです。
当時、周りの人々はコーヒーを飲む文化が無かったそうです。
なのに、この未知のコーヒーの木を植えた理由は、このアラビカ種と言うコーヒーは栽培が難しく、収量も少ないのですが、美味しいそうです。
ちなみにアラビカ種ってこんな感じです。

「アラビカ種」の木は標高1,000~2,000mの高地で栽培されるため、収穫時には多大な労力を要します。
また、発芽から収穫できるまで5~6年かかり、だいたい30年くらいで経済的な収穫はできなくなると言われています。病害虫や気温の影響も非常に受けやすく、デリケートで扱いにくい品種と言えるでしょう。

しかし、他の品種には真似のできない豊かな風味、酸味を持っています。そして焙煎によって酸味が和らぎ、皆さんご存知の「香り」「苦み」「甘み」が引き出されていくのです。
この奥深い豊かな味わいこそが、世界の大半で栽培され、愛飲され続けている一番の理由ではないでしょうか。

最近、その村の救世師ともいえるコーヒーがようやく収穫できるように成って来たそうです。
順調に収穫できれば、今まで焼畑で得ていた収入の倍くらいの現金収入になり、さらに環境にも良い。

そして、村の収入も安定して来るそうです。
更にオーガニックで栽培しているので、安心なんだそうです。

この話が、橋本さんにも来て、今までの恩返しのつもりで、豆を購入したそうです
しかし販売の目途も無く、いきなり初回の輸入は200キロの生豆を購入したそうです。

無謀だったのですが、なんとか評判が良くて4カ月ほどで半分以下になっているそうですが、この話を聞いて私も感銘を受けました。
そこで、そんなコーヒーを皆様にもと、企画してみました。よろしかったら試しに購入してみて下さい。

以下橋本さんのコーヒーの説明です。

タイ山岳民族コーヒー

山岳少数民族は昔から焼畑による循環農業で自給自足の暮らしをしてきました。
ただ近代になって換金作物としてトウモロコシやショウガを作るようになりました。畑は連作障害などで疲弊していました。
それを補うためにまた焼畑で耕地を増やしてきました。悪循環が繰り広げられ、山は禿山になりました。タイ政府は焼畑禁止令を出しました。
当時この村を5年間撮影してきました。
そして1998年、橋本紘二写真集「クリヤー山・タイ山岳少数民族の暮らし」として農文恊から刊行しました。
18年ぶりにタイの村に行きました。
2011年から「焼畑農地を森に返す」プロジェクトが始まっていました。残っていた森の中にコーヒーの木を植えていました。焼畑した畑にはスモモや梅などを植え、果樹の森をつくってその下にコーヒーの木を植えていました。
コーヒーは森などの日陰の所で栽培するのが良いらしい。村は標高1200メートルほどの高地にあります。昼夜の気温差が大きいので香味豊かなアラビカ種の栽培に適している所です。化学肥料を使わない、オーガニックコーヒーです。豆は熟した実だけ手で摘みます。
そして天日でゆっくり乾燥させ、手で選別して出荷しています
山岳民族の自立にご協力お願いします。
コーヒー豆はタイからは生豆で輸入しています。皆様に渡る直前に松之山で焙煎した豆をお届けします。
豆を粉にすると劣化していきます。飲まれる直前に自家用ミル器で粉に挽いてお飲み下さい。
ミル器は2,000円以上で買え長年使えます。ミル器購入をお勧めします。

希望される方、ナステビュウ湯の山でも取り扱っています。
まだ温泉は再開で聞いていませんが、注文を取る形でご用意できます。
宜しかったら。タイの山岳の味を堪能してみて下さい。

※画像上で右クイック→名前を付けて画像を保存で保存できます。
印刷してFAXして頂くか、電話で申し込むかしてください。

タグ:
タイ山岳民族コーヒー

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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