2017.8.27(日)
温泉っていつ頃から利用されているんでしょうか?
素晴らしいネタを思いついて、書こうと思ったが全然覚えていない。
ネタは下書きも、、メモにも残っていない。
何だったかな~
思い出せないネタなんだから、思いついた時は良い感じと思ったけれど、きっと大したことないですよ。
という事で次のネタ→温泉の事を最初からシリーズで書いてみよう思います。
さて、今回は温泉の歴史から行って見ようかな。
温泉の歴史
温泉っていつ頃から利用されているんでしょうかね?
世界的に見ると、ローマ風呂ってのもあるし、映画「テルマエ・ロマエ」でも、ローマ時代に温泉を積極的に利用している・・・って史学的にも怪しさ満載ですけどね。(笑)
ローマ時代って紀元前750年くらい前ですから、今から2,700年以上も前って事ですかね。
日本で温泉を利用した歴史は?
さて、日本では記録には伊予国風土記逸文に道後温泉で神代の時代の記述があるが、この伊予国風土記逸文は書かれたのが江戸時代に入ってからで、正式には日本書紀に記されているように、西暦600年後半から西暦700年ごろに温泉を利用し始めたという事でしょう。
ここでは、ヨーロッパに比べ日本の方が遥かに遅いスタートという事が分かります。
しかし、火山列島の日本ですから、至る所に温泉は存在しました。
それが江戸時代になると、温泉文化が庶民にも普及してきて、現在の湯治や温泉宿の原型が出来たと言われています。
こう考えると、日本の温泉文化は歴史が浅いのですが、広がりは一気に広がった感じがありますね。
この時代に温泉の薬理効果が、自然に民間に普及して来たのもうなずけます。
文献によると
それまでは、武士や高僧など身分の高い方の療養的だったものが、江戸時代になると名医・後藤艮山(ごとうこんざん)が健康にも美容にもよいと、温泉浴を推奨したため一気に温泉ブームが到来して、すでにその頃には温泉地が100箇所以上も知られたと言われています。
また、簡単なガイドブック的な書籍も存在していたようです。
江戸時代は交通網もある程度しっかりして、水戸黄門のように全国を旅する人もいたかもしれませんが、庶民にとっては旅は一大事業で、温泉旅行なんてもってのほかで、殆どは伊勢参りの道中でと言った感じで、温泉はついででしたが、本格的に庶民普及し始めたのが、鉄道や道路が整備された明治の時代からだったと推察されます。
温泉ブーム到来
しかし温泉ブームは昭和20年(1945年)、第二次世界大戦が終わると、日本は戦後の復興の時代に入ります。
そして、経済成長の時代に入ります。
その頃になると、各温泉地は団体客が大勢来るようになり、一大観光圏を作るようになりました。
その頃の主役は男性で、温泉+芸者と言う感じの定番が出来上がります。
昭和の後半の温泉ブーム
しかし昭和60年頃、いわゆる「温泉ブーム」の主役は女性となりました。
旅行の形態は団体旅行から少人数に変化して、今まで温泉地をあまり訪れなかった若いOL層や女子大生達が、グループで温泉地を訪れるようになりました。
この頃から露天風呂が人気を集め、また、バブル景気とあいまって、多くの消費者は「和風・高級」の宿を求めました。
その後、温泉は旅館の宿泊型から、健康ランド的な日帰り温泉スタイルも増えてきたのです。
ふるさと創生ブーム
が、決定的だったのが1988年に実施された「ふるさと創生事業」で、当時市町村に1億円配られた結果、丁度温泉が1億程度で掘れた事により、全国に爆発的に温泉井戸が増加し、結果的に公共系の日帰り温泉が爆発的に増えてきたのです。
十日町圏内でも、その頃掘った温泉で施設が多く施設が誕生しました。
(記憶でお話ししますので、違ったらごめんなさい。)
千年の湯(旧川西町)明石の湯(十日町市)芝峠温泉(旧松代町)ミオン中里(旧中里村)などで、特徴としては後半に出来た施設なので、標準的な設備を備えた施設っていう事が言えます。
その標準的な施設って言うのが、内風呂+露天風呂+サウナ+水風呂と言ったものです。
温泉の今後
ブームはいつか去るものですね。
ですので加熱した温泉ブームは徐々に沈静化してきます。
それが証拠にマーケットは最近頭打ちで、徐々に縮小傾向です。
今後はさらに縮小して、成熟していくのだと思います。
どんなことが起こるかというと、特徴のない施設は淘汰されていくって事です。
日帰り温泉も最近は、民間施設は利益の出ない施設は直ぐに閉館しますが、公共系であっても、あまりに採算の取れない施設は閉鎖する傾向にあるようです。
でも、観光に来たアジアの方々が、温泉のすばらしさに目覚め、特に最近は中国に温泉ブームが起きているようです。
十日町市の現状
我が十日町市では、新潟県でも薬湯で有名な松之山温泉があります。
しかし最近多くの施設が出来た日帰り温泉でお話してみると、日帰り温泉の1次商圏は車で30分以内と言われていますが、最低でも30万人必要と言われています。
しかし十日町市の人口は5万人前半です。
そこに日帰り温泉主体で営業している施設は、松之山地区では2施設、松代地区では1施設、中里地区では2施設、十日町地区は2施設、川西地区では1施設で合計が営業しています。現在は8施設営業しています。
※ナステビュウ湯の山、よーへりは数に含まれていません。
各施設は殆ど公共系であるこ事から頑張らないと、市民の負担が増えるのではないかと心配されているのです。
そもそも、日帰り温泉は付近の住民の健康増進に寄与している面も在ります,そう言った事から、十日町の日帰り温泉が第二のボーリング場のようにならない事を祈っています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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